JR常磐線に乗って松戸方面に向かうと、中川を越えた辺りに広大な敷地が広がります。東京ドームが3.6個も入る17ヘクタールのこの敷地はもともと三菱製紙工場の跡地で、2011年度には都市再生機構によって新しい都市として生まれ変わる予定です。
葛飾区新宿…「しんじゅく」ではなくて「にいじゅく」は水戸街道の宿場町として、その昔かなり盛り上がっていた所だったそうです。明治29年に開通された常磐線にも「新宿駅」の計画はありました。しかし住民からの強い反対で駅を「亀有」に押しつけちゃいました。理由はいくつかあったようで、汽車が吐き出す煙・火の粉の被害や、駅を設けることによって近くに架かる中川橋の通行料が減ってしまうことを懸念してからとか…。その後、亀有はどんどん発展していき、新宿は寂しい住宅街となっていきます。今回の再開発は六本木ヒルズを上回る開発面積で、大型商業施設、中高層マンション、公園などが配置される予定なんだとか。六本木ヒルズや汐留のような街になるのは想像できませんが、比較的都心にも出やすいの通勤圏ですので、模範的な住宅街となって葛飾区のイメージアップにつなげてほしいですね。
東京都葛飾区の三菱製紙工場跡地で、大型再開発が始動する。東京ドーム3.6個分に相当する約17ヘクタールの敷地に大型商業施設や中高層マンション、戸建て住宅などを整備。都市再生機構が2006年度をメドに参加するデベロッパーを公募し、2011年度にも完成する計画だ。都内の単独の再開発事業としては、汐留地区(約30ヘクタール)などに次ぐ規模となる。
【NIKKEI NET 2005年10月28日】
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